千島学説的ガン治癒へ
千島学説的ガン治癒への道
1 腸壁の絨毛から赤血球が発生し、白血球に変化し、細胞として新生する。
2 これらの現象は可逆的で、その逆も起こりうる、すなはち、飢餓、大量の出
血、食料事情が良くない時には、細胞は血液に逆戻りする。
千島学説は、その全集は膨大なものになりますが、医学だけではなく、生命弁証法の哲学書といってもよい内容ですが、誤解を恐れずに、一言で言ってしまいますと、病気にならないためには「気、血、動」の調和が全てであると言うことです。
気=ストレスの無い生活
血=正しい食生活による、きれいな腸壁から、きれいな血液が生まれる
動=適度の運動
千島学説では、なぜがんが発生するかは、ガンは血液の汚れが原因であるとしま
す。
血液の汚れが、その生命体に耐えられなくなると、その汚れた血液をせき止
めるようにガンが発生する。
汚れた血液が全身に流れると数日で、敗血症(血液が腐敗する)で、ショック、
DIC、多臓器不全などから、早晩死に至るのです。
*DIC:播種性血管内凝固症候群、血液が凝固しやすくなる。
この状態で、ガンは汚れた血液をせき止め、浄化するかのような役割を行います。
癌細胞に流入していく血液は汚れていますが、がん細胞から流出していく血液は、
きれいになっているという事実です。
癌は恐ろしい物質というより、むしろ健気にも、汚れた体の浄化に、一役買って
いた、というべきなのかもしれません。
また、がんは切除しても、たとえば胃の大きな目立つがんを切ったとしても、他
の部分に潜んでいたいたガンが、暴力団の縄張り争いのように、勢力を伸ばして
きて、再発してしまいます。
これは大きながんがあると、それを取り囲んで対抗すべく、かなり強く大きな抗
体ができるからで、この強い抗体が、周りの弱小の癌を、封じ込めているといい
ます。
大きな勢力の強いガンが存在するときは、他臓器のがんは、おとなしくしている
ことが多いのです。
*医療法人王子病院理事長山口寿夫医学博士談
千島学説の、がん対策は実に単純明快です:気、血、動のバランス。
大昔から日本の庶民の守ってきた健康法だったのです。
明治6年に、日本では医者は、西洋の医者しか認めない制度になってしまいまし
た。
西洋医学が果たしてきた役割は、非常に大きなものがあったと思いますが、同時
に、特に慢性病、生活習慣病には、かなり無力な対処法ではないかと思われます。
その後も、折に触れて千島学説はマスコミの取り上げられることはありましたが、
なぜか、朝日、読売、NHK,、大手テレビ等、影響力の大きなところでは完全
に無視しきっているようです。
医療、製薬、病気をめぐる巨大産業の、広告料は大手マスコミの大きな資金源で
あることは明白です。
千島学説から考えられる、最も有用ながん治療方法は:
●肉食をやめ、まず菜食を中心とした、腹6分目の小食の食事に徹する。
なぜ肉食が良くないかは、肉食をした時の腸内環境を見るとよく分かります。
肉、卵、牛乳は人間の消化管の中での吸収が悪く、腸内の腐敗菌などの、有害細
菌を繁殖させます。
これらの細菌は腸内で繁殖すると、アミン、アンモニア、フェノール、硫化水素、
インドール、スカトール等の毒素が生産されます。
そして、これらの毒素は血液に取り込まれて、体の至る所に炎症を引き起こし、
癌が発生します。
腐るという字を見ると、「腑」に肉が入ると「腐る」になります。
内臓には肝臓、腎臓のように中身の詰まった「臓」と、胃や腸のように中身が空
間の「腑」があります。
胃腸に肉が入ると腐るのは、この字がよく表しているとは思いませんか。
牛、豚、等の動物の肉の蛋白質は、そのまま、人間の体のタンパク質として取り
込まれる訳ではありません。
一度、炭水化物に還元されてからしか、利用されないのです。
ところがこの還元作用がうまくいかず、蛋白還元酵素が胃腸に負担をかけ、また
残留して体内で腐ると、血液の酸性化を招き、発癌のもとになるのです。
卵のタンパク質も、人間の消化管ではうまく処理できませんので、胃腸に負担を
かけ、弱った腸壁をすりぬけて血液の中に入り込みます、それによってアレルギ
ー体質になります。アレルギー体質は、とりもなおさず癌体質です。
また、卵には、有害な物質の危険性が指摘されています。卵料理を大量に扱うコ
ックは、頑固な頭痛、胃腸病等が多いのです。
これは、卵のコレストロールの高さ、消化酵素のトリプシンの働きを阻害する作
用、ビオチンという、ビタミンの欠乏を引き起こす物質などが原因と考えられて
います。
二十四時間、蛍光灯を浴びせた不自然な飼育法、人工飼料、抗生物質、合成ホル
モンなどで、白血病が疑われる母鳥の産んだ卵等々、多くの危険があるのです。
一方、牛乳も胃腸に負担をかけます、牛乳のタンパク質、カゼインは粒子が小さ
いので、腸の機能が弱った時には、腸壁を通り越して血液に混入してしまいます。
このカゼインは、人間にとっては異種のタンパク質ですので、アレルギー反応を
起こしてしまいます。
総じて、動物性蛋白質の取りすぎは、アレルギー疾患の原因になります。
子供のアレルギー体質、小児喘息、慢性湿疹等です。
またフランスのヴォーザン博士は、牛乳には無機の銅が非常に少ないので、血液
中の酵素、カタラ―ゼの活性を減少させるといいます。
カタラ―ゼは、過酸化水素を水と酸素に分解する重要な酵素で、ガン患者は、こ
の血液のカタラ―ゼの活性が、非常に低下していると言われています。
一般に、動物の歯は、その動物の食性を示していると言われています。
人間の成人の歯は三十二本、8本は門歯で、野菜等の繊維を噛み切るための歯
4本が犬歯で、動物性食品を引き裂くための歯
20本は臼歯で穀物をすりつぶすための歯です。
従って、32分の20(62・2%)は穀物のために
32分の8(25%)は野菜のために
32分の4(12・5%)は動物性食品小魚類のためと考えられます。
殆ど90%近くを占める歯は、穀物菜食のためにあります。
そして、玄米は最高の主食です。
ビタミンA,B1、B2、B6、B12、ニコチン酸、パントテン酸、プロビタ
ミンC,ビタミンEなど栄養成分の宝庫です。
精米して、白米にして、おかずで補うのは不可能です。
いったん白米にしてしまったものは、胚芽とヌカと白米を混ぜても、生命力をも
った元の玄米には戻らないのです。
玄米には、公害物質や放射能などを、抗公害成分であるフィチン酸などの働きで
結合させて、腸壁からの吸収を防ぎ、排せつを促すので、公害物質を積極的に排
除する力があります。
また、玄米には食物繊維がたっぷり含まれているため、便通を促し、便秘を解消
し、腸内で食物が異常発酵し、発癌物質が吸収されないようにする作用がありま
す。
詳しくは、食養生の本がたくさん出ていますので、そちらに譲りますが、簡単な、
玄米の炊き方を、お知らせしておきます。
玄米ご飯の炊き方:玄米八、小豆一、ハトムギ一の割合で玄米の1.2倍の水で、できれば圧力釜で炊く。
よく噛んで(一口100回程度は噛む、消化のために我々ができるのは、噛むこ
とだけです。(胃腸に入ってしまったらなにもできないのです)
そしてこの良く噛むことが、胃腸の健康にとって非常に大事で、腸内環境の整備、
良い血液を造る基になり、ひいては良い細胞、良い生殖細胞ができる基盤にもな
るのです。
*ガン「消去法」医学博士森下敬一著自然の友社
食事療法の本はたくさんありますが、玄米菜食90%、動物性食品は小魚丸ごと
を中心に、よく咀嚼して、腹6分目の小食で、が基本です。
●できれば、断食をして、汚れたがん細胞をいったん、血液に戻す(逆分化)さ
せること。
いろいろな断食道場などの施設があります。ネットで検索してみてください。